筋トレ野郎

モテボディを目指して筋トレを始めて2年が経過。日を追うごとに成果が現れてきた。

筋トレで成長ホルモンを分泌してアンチエイジング?

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出所:Young meets old | Maurits Verbiest | Flickr

 

成長ホルモン。

誰しもが、よく耳にするコトバだろう。

 

ところで、こいつの役目はなんなのか?

 

大きく分けるとふたつある。

 

  1. 文字通り、ヒト(骨や筋肉など)の成長を促す
  2. 代謝のコントロール

 

1については、とりわけ10代の思春期あたりにドバドバと大量に分泌され、骨や筋肉の成長・発達に関わってくる点だ。この時期に身長がグングン伸びるのは、成長ホルモンのおかげだ。まあ、この役割はだいたいみんな知っているだろう。

ただ、20歳も過ぎれば成長ホルモンの分泌なんて止まると勘違いされやすいが、そんなことはけっしてない。もちろん年齢とともに分泌量は減少するが、死ぬまで成長ホルモンは分泌されつづける。エンドレスだ。

 

そして、2の代謝のコントロール。代謝とは、要は外から体内に摂取した物質(栄養素)を合成・分解してエネルギーに変換する働きだが、この代謝を促進するプロセスのなかで重要な役目を果たすのが成長ホルモンだ。当然、死ぬまで代謝はおこなわれるわけで、そのあいだずっと成長ホルモンが関わってくるが、これも加齢とともに代謝が落ちていくことからわかるように、成長ホルモンの分泌も年々減少しているわけだ。

つまり、

 

成長ホルモン分泌の減少 = 老化の進行

 

と言っても過言ではない。

 

逆に言うと、成長ホルモン分泌の減少を抑える、あるいは増やすことができるなら、若返り効果、俗にいうアンチエイジングにもなりえる。

よく巷では、美容面のアレコレや食事面でのケアでアンチエイジングが期待できます!のような謳い文句でありとあらゆるインチキ商品やクソなサービスが出回っているが、そんなものに無駄に金を落とすよりも、成長ホルモンの分泌を促したほうがよほどアンチエイジングになる。これは本当だ。

 

じゃあ、その方法はなにか?

 

筋トレをすることだ。

 

なぜか?

 

筋トレのような強度の運動をすると、たいがいは筋肉痛になるだろう?これは、筋肉に乳酸が溜まるからだ。運動をすると、筋肉内のエネルギー(糖質)が消費されるが、このときに体内のグリコーゲンと脂肪酸が作用して代謝物が発生する。それが乳酸だ。

その作られた乳酸が溜まってくると、疲労回復を促すために脳下垂体からグッドなホルモン、そう、成長ホルモンが分泌される。この成長ホルモンは、強度が高ければ高いほど分泌は盛んになる。負荷の高い筋トレであれば、分泌量もグンと多くなり、筋肉もドンドンと肥大し、発達していく。 

 

だったら、ランニングやウォーキングじゃダメなのか?

 

答えは、そのような有酸素運動よりも、筋トレのような無酸素運動のほうが、より効果が高い

 

なぜなら、無酸素運動のほうが、乳酸をより多く溜めることができるからだ。乳酸を多く溜めれるということは、それだけ多くの成長ホルモンが分泌される。これはだいたい比例関係にあると思っていいだろう。グリコーゲンの分解や、酸素を取り込む量にも関係していて、有酸素運動では乳酸を溜めにくいメカニズムになっている。

 

つまり、筋トレをすれば、

 

成長ホルモン分泌が増加 = 若返り(アンチエイジング

 

ぜったいに◯◯歳若返ります!みたいな胡散臭いことは口が裂けても言わない。当たり前だが、これは個人差があるし、けっして皆一様に言えるような類いの方程式なんかではないからだ。

 

ただ、ひとつ言えることは、成長ホルモンの分泌量がアンチエイジングの重要なファクターであることは間違いないし、ほかのどんな手段よりもその効果が期待できることは確かだ。

大金はたいて、美容に人一倍気を使う必要なんてまったくなく、肌もツルツルになっていく。本当だ。