筋トレをすることで免疫力が上がる?
現代人は、低体温の人が増えている、ということを耳にする。
低体温というのは、平熱が36℃以下のことを指す。健康的な人の体温は、平熱が36.5℃〜37.1℃ぐらい。女性なんかは、とくにこの平熱の低い人が多いようだ。
体温が低いと、なにがよくないのか?
体温が下がると、血流が悪くなるので、免疫力が下がる。これは、免疫機能を持っている白血球の機能が低下する、ということを意味していて、けっこう恐ろしいことだったりする。よく言われる「体を冷やすと風邪を引く」というのは、こうした白血球の機能低下と関係しているのだ。
そこで、やっぱり体温を上げたほうがいいよね?という話になる。
どうしたら上がるか?
運動をする(筋トレ以外)。ランニングとかフットサルとかね。
あったかいお風呂に浸かる。ゆっくりと数十分。
ホットドリンクを飲む。白湯とかもいいね。
腹巻きをする。お腹を冷やさないようにね。
寝るときに湯たんぽを使う。冷え性の女性なんかは必須!
etc...
まあ、挙げればいろいろあるけれど、これらは言ってみれば一時的な対症療法みたいなものだ。べつに平熱が上がるわけじゃあない。こうやって、都度からだを温めて予防するのも、もちろん効果がなくはないけれど。
でも、やっぱり平熱を上げることこそが、いちばんの免疫力アップにつながるわけで。
その平熱を上げる方法は?
筋トレだ。
筋トレをすることによって、平熱が上がる。
筋肉がつかないと平熱は上がらないので、ランニングやウォーキングなどの有酸素運動ではダメだ。
そのからくりとは、
定期的に筋トレをする
↓
筋肉がつく = 熱を発生させる
↓
体温が上がる(基礎代謝も上がる)
↓
血行が良くなり、血流量が増える
↓
免疫力アップ!
こういうプロセス。
一般的には、体温が1℃上がると、免疫力が30%アップする、と言われている。
逆に言えば、体温が1℃下がると、免疫力は30%ダウンする、ということだ。
当然、免疫力が上がれば、ウイルスや細菌を退治してくれるので、風邪の予防はもちろん、あらゆる深刻な病気までをも防いでくれる。
筋トレを始める前の平熱が35℃台前半だったのに、筋トレをしてから37℃まで上がった、という知り合いがいる。
季節の変わり目には体調を崩しがちだった僕も、筋トレを始めてから約1年、まったく体調を崩していない。もちろん風邪も引いていない。絶好調だ。
じつは、筋肉量を増やすというのは、あらゆる病気から身を守ることにもつながっているのだ。
これ、ほんとすごい。すごくないか?
筋トレをする大きなメリットのひとつだ。間違いなく。
出所:Highland Games | Flickr - Photo Sharing!
現代人に、低体温の人間が増えている理由。
それは筋肉量の低下によるところが大きい、と言われている。