筋トレ後には、超優秀ないきなりステーキの"ヒレステーキ"
僕は自炊をしていないので、基本的に外食、あるいはスーパーやコンビニで惣菜などを買ってくる、という食生活をしている。もちろんたんぱく質ファーストでセレクトしているが、これが一筋縄ではいかないところが厄介だ。とくに外食の場合、極々ふつうの定食なんかでは、たんぱく質が不足しがちだし、ファーストフードなんかでは、たんぱく質は摂れるものの、やはり脂質がもの凄いので、できるだけ避けたい。だいたい、脂身の少ない赤身肉をそれなりに食らうには、ヒレステーキとか焼肉とか、ちょっとコストがかかりすぎるという問題が発生し、そこらへんの折り合いをどうつけるかが肝となってくる。
そこで、筋トレ野郎たちや、糖質制限や低脂肪ダイエットをしている人たちにオススメなのが、当初は立ち食いスタイルだったはずなのに、いまやふつうに着席スタイルのほうが多くなった感のある「いきなりステーキ」だ。こういったクラスタにはもはや御用達のような店になっているので、すでにご存知の方も多いだろうが、コスパ・味・栄養の面からあらためて使える店だということをお伝えしたい。
まず、注文すべきメニューは、量り売りの「ヒレステーキ」一択だ。間違っても、安いからといって、ランチメニューの「ワイルドステーキ」や「乱切りカットステーキ」をチョイスしてはいけない。これらは脂身が多すぎて、ある程度のボリュームを食べなければならないわれわれ筋トレジャンキーたちにとって、諸刃の剣だ。たんぱく質量も少なくなってしまう。量り売りのサーロインステーキ系やリブロースステーキ系も極力避けよう。あくまで「高たんぱく・低脂質」が基本だからだ。
ということで、多少値は張るが、いちばん脂身の少ない「ヒレステーキ」をセレクト。2017年2月1日現在、1グラムあたり8.5円(これは為替などによる原材料費変動により多少上下する)なので、300gで2,550円、200gで1,700円だ。これはそこらのステーキハウスなんかで食べるのよりもだいぶ安い。200gで2,500円前後する店はザラにある。
割安だから味も落ちるんでしょ?という声が多く聞こえてきそうだが、とんでもない話だ。肉質は驚くほどやわらかく、塩コショウの味付けだけでもめちゃくちゃ美味い。テーブルにはいろいろと調味料が用意されているが、ステーキソースなんかで余計に糖質を摂取しなくても大丈夫。肉の上にちょこんと乗ってくるバターもべつにいらないので、僕は横に避けている。焼き加減はレアがオススメだ。
ちなみに、付け合わせのコーンは糖質が多いので、高タンパクでビタミン・ミネラルの豊富なブロッコリーに変えてもらおう(肉のオーダーの際に伝えれば、最高のスマイルで変更してくれる。もちろん無料)。
で、肝心の栄養(たんぱく質)は?
基本的に、たんぱく質と同時に脂質も多い牛肉だが、そのなかでも低脂質、そして高たんぱくの点で牛ヒレはいちばん優秀な部位で、牛ステーキなら迷うことなくヒレを選びたい大きな理由となる。
(100gあたり)
たんぱく質 20.5g
脂質 4.8g
炭水化物 0.3g
出所:http://calorie.slism.jp/111085/
つまり、ヒレ300gならたんぱく質は61.5g、200gでも41.0gのたんぱく質が摂取できる計算になる(じつにすばらしい)。
ちなみに、サイドメニューやセットメニューでライス・サラダ・スープなどがあるが、これは頼んでも頼まなくてもオーケー。バルクアップを目指しているならライス(大・中・小から選べる)をプラスすればバッチリだ。
ペロリとたいらげて、一歩でもモテボディに近づこう!
●いきなりステーキ
※全国で店舗が増えているので、アクセスも良くなる一方なのがこれまた嬉しい。