ダイエットするなら、「GI値」を知っておくべき
ダイエットするためには、糖質制限、いわゆる炭水化物を減らすことが重要だが、その炭水化物のなかでも、GI値の高いものはとくに禁物だ。
これだけ見ると鶏肉と野菜だけ食べれば体脂肪削れると思ってしまいますが、ちゃんと炭水化物も摂っています。ダイエット中も炭水化物は非常に大事です。GI値は気をつけないとですが。 http://t.co/neRLTrxdYU
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) 2015年9月13日
GI値は気をつけないと
GI値とはなにか?
まだまだ世間での認知度は低いが、このGI値はダイエットをするうえでキーポイントとなってくるので、知っておいて損はないだろう。
人間は、炭水化物を体に入れると、糖分(ブドウ糖)が血管内に吸収され、血糖値が上がる。そうやってブドウ糖は人間のエネルギーとなる。しかし、血糖値が上がると、すい臓からインシュリンというホルモンが分泌され、この上昇した血糖値を下げようとする。
このインシュリンというホルモンが、なんといっても曲者だ。
こいつは、脂肪を合成し、脂肪分解を抑制する働きがある。つまり、脂肪を蓄積するわけだ。
で、血糖値が上がれば上がるほど、比例してこのインシュリン分泌量は増える。
ということは、
脂肪を溜める = 太る
ということだ。
なので、インシュリン分泌量はできるだけ抑えなければならない。
血糖値を急激に上げないことが、ダイエットをするためのポイントだ。
そのための目安となる値が、GI値だ。
GI(グリセミック・インデックス)値とは、体内で炭水化物が分解され、糖分に変わり、血糖値が上昇する、そのスピードを数値であらわしたものだ。
この値が低ければ、血糖値の上昇が遅く、インシュリンの分泌も抑えられる。
各食品のGI値をちょっと見てみよう。
出所:
“食べても太らない”法則 〜GI値ってナンだ?〜|特集記事|元気通信|養命酒製造株式会社
以下のGI値リストも参考になる。
白米やパンなんかはやっぱり高い。
野菜でも、じゃがいもやにんじんなんかは、かなり高くなっている。
菓子類は無論高く、ポテチやせんべい、チョコレートなんていうのは控えるべきだ。
肉類や魚類はたいてい低いので、たんぱく質摂取の観点からも、どんどん食べよう。
あとは、食べあわせなんかでも変わってくる。
豆類や乳製品、食物繊維とかはGI値を下げる効果があるため、GI値が高いものといっしょに食べるといい。
ちなみに、GI値が低いもののほうが、吸収スピードが遅いため、腹持ちが良かったりする。
とまあ、とにかく急激な血糖値上昇はデブになるだけなので、GI値の高いのもは気をつけよう。そして、ドカ食いなんてのも、もっての外だ。
GI値の低いものをチョイスすることが、ダイエット効果を高めるひとつのポイントだ。