糖質制限ダイエットよりも筋トレしたほうが効果的?
筋トレを始める前、僕は糖質制限ダイエットに一度チャレンジしたことがあった。デブになる主原因とされる糖質、いわゆる炭水化物を抜く、カットするというやつだ。ローカーボダイエットとも呼ばれている。
1日のうち夕食だけ炭水化物抜き、昼と夜の2食を炭水化物抜き、3食とももうまったく炭水化物を摂らない(まあこれはだいたい無理だけど、というか相当リスキーだ)、とかレベルがいろいろあったりする。
僕は、夕食だけ炭水化物を摂らない、という一番かんたんなレベルで挑戦してみた。
というのも、当時、職場の先輩がこの糖質制限ダイエットをしていて、
「俺、ここ最近、夕食だけ糖質カットしんだけどさあ、そうしたら、みるみるうちに痩せてきて、体脂肪なんて、今7%だぜ!」
みたいな、ウソかホントかわからないような話を聞いたからだ(笑)。
いや、たしかにスリムではあったけど。
でも7%って。。。
アスリート級ですやん。
エグザイルですやん。
しかも、
「夜さえ炭水化物抜けば、あとはもうなんだって食べていいし、酒なんかもガンガン飲めるんだぜ」
とか、魅惑的な(笑)ことも言っていた。
まあ、ウソかホントか、自分でやってみればわかるだろうし、そのときはちょうど腹回りの脂肪なんかが気になっていたので、やってみようと決意した。
で、やってみた。
始めて一ヶ月ぐらいで、たしかに「体重は」2〜3kgぐらいは落ちた。
おお、やはり炭水化物を抜けば、「体重は」落ちるんだ、とそのときには思った。即効性もある。
でもだ。
ひとつ落とし穴があった。
脂肪は落ちるが、筋肉もろとも落とすということだ。
おかげで、見た目が貧相になった。不健康的というか。弱々しいというか。そして、糖質制限の副作用で、肌がメチャクチャ荒れた。栄養が偏っていたんだ。必要なタンパク質もろくに摂取できていなかった。僕はただでさえアレルギー体質で、肌が弱いのに、それに輪をかけて肌にダメージを与えていたんだ。
なんか、思い描いていたイメージと違う、、これはイカん!!
しかも、夕食だけとはいえ、大の炭水化物好きな僕としては、炭水化物を抜くのは正直ツラかった。ストレスが溜まる。これを長期間続けていくのはさすがにきびしい、とも感じはしめていた。あう人とあわない人がいるんだろう、僕にはあわなかったんだ。
で、始めて2ヶ月もしないで、あっけなくヤメた。
で、リバウンドした。
最悪だ。
なにが最悪かって、
糖質制限で筋肉量まで減ってしまっているので、リバウンドなんてした暁には、、
体重というよりも、体脂肪がモロに増える。
これは悲惨だ。
モテボディからどんどん遠ざかるだけだ。
つまり、こういった食事の制限だけでダイエットするのは、だいたいの人間が途中で挫折し、挙げ句の果てにはリバウンドするわけで、かなりリスクが高いということだ。ストイックにきびしい食事管理を継続できる人間は少ない。とりわけ糖質制限ダイエットの場合、リバウント時には目も当てられないような状況になりかねない。リバウンドもしやすいようだ。そもそも、わりと新しいタイプのダイエット法なので、いかんせん長期的な臨床データが少なく、実際どれほどの効果が現れるのかは、人によってかなりバラツキがある。
でも今、僕が筋トレをやりながら感じているのは、ダイエットをするにしても、糖質制限なんかよりも、筋トレをしたほうがよっぽど建設的な方法、ということだ。ボディメイクの観点からしても。
まずはじめに筋肉量を増やしてカラダを大きくしてから絞る、
というアプローチだ。
筋トレでガンガンカラダをデカくして、基礎代謝をグンと上げてから、減量期でまとめて脂肪を落とす。それが、理想的な細マッチョ体型・バキバキのモテボディになるための最善の方法だと思う。
あのダルビッシュ投手も本質的には似たようなアプローチみたいだ。世界的なアスリートの彼を引き合いに出してもアレだけど(笑)。
このアプローチでの肉体改造は、年単位の長期的なプロセスになるが、カッコいい細マッチョ的なモテボディを目指すためには、避けて通れない道だろう。
筋肉は善、脂肪は悪。
いささか極端かもしれないが、物事シンプルに考えると、本質がよく見えてくるんじゃないかと思う。