筋トレ初心者は大きな筋肉から鍛えよう
筋トレの初心者は、まずどの部位から鍛えたらいいのだろうか?と頭を悩ますかもしれない。
全身にはカラダを支えるための筋肉や、関節を動かすための筋肉など、細かいものまで含めると数かぎりない筋肉が存在しているので、悩むのもよくわかる。僕も最初は悩んだ。
いきなりふくらはぎから鍛えよう、とかいう奇特な人はまあ少ないと思うが、基本的には大きな筋肉から鍛えていったほうが効率がいい。
大きな筋肉というのは、カラダの中心、いわゆる体幹近くに集まっている筋肉。
大胸筋
広背筋
これらのことだ(意外と大きくない腹筋系の腹直筋や外腹斜筋は後回しでいい)。
こうした体幹の筋肉が起点となって、末端の筋肉は作動する。こいつらが貧弱だと、末端の筋肉へうまくパワーが伝わらなため、頑丈な体幹が大事になってくる。
大きな筋肉を鍛えるトレーニング(ベンチプレス・スクワット・デッドリフトを指すビッグ3など)をすると、付随して末端の筋肉も鍛えられる、というメリットもある。たとえば、大胸筋を鍛えるためにベンチプレスをしたとすると、やっぱりどうしたって上腕三頭筋や三角筋も補助的に参加せざるを得ないわけだ。刺激が入れば、筋肉は成長する。
そして、これが大事なポイントなんだが、モテボディを目指す・ダイエットをしたい、という目的でやるためには、やはり太りにくく痩せやすいカラダにすることを優先したい。そのためには基礎代謝をできるだけ上げたいので、必然的に大きな筋肉を鍛えることになってくる。小さい筋肉をいくら鍛えたって、代謝アップにはたいしてつながらないんだから。
筋トレをする順番にも、この理屈は活かせる。
大きな筋肉
↓
小さな筋肉
の順で進めよう。
大きな筋肉を鍛えるには、めちゃくちゃエネルギーを消耗するので、体力的な負担がデカい。酸素もたくさん必要で、息の上がり方も激しい。小さな筋肉からはじめて、大きな筋肉を後回しにすると、いざ大きな筋肉を鍛える段階で、十分にパワーが発揮できなくなる。そうすると、限界まで負荷をかけられなくなるので、トレーニング効率が下がってしまうんだ。
たとえば、「きょうは肩と大胸筋を追い込もう!」と思ったら、
まずはベンチプレスをやって大胸筋を追い込んで、次にサイドレイズで三角筋を追い込む、
みたいな順序でやるイメージだ。
そうすれば、効率的にその日のトレーニングができるだろう。
とくに大胸筋や広背筋を鍛えると、見た目のカッコよさに直結するので、初心者がまずはじめに鍛える部位としてはもってこいだ。
やればやるほどカラダがカッコよくなる
↓
筋トレをするのがどんどん楽しくなってくる
↓
モチベーションがグングン上がり、ますますやる気がアップする
↓
自分でもビックリするぐらいカッコいいカラダになる
こうして、モテボディへ向けた、正のスパイラルが生まれてくるんだ。