筋トレ野郎

モテボディを目指して筋トレを始めて2年が経過。日を追うごとに成果が現れてきた。

あえて腹筋を鍛える必要性はない?

ヤバい、太ってきたな、と思ったときに、やっぱりいちばん気になる部分は腹回りのお肉だろう。とくに目立つし、見た目的に明らかだし、腹が出ていればスタイルの悪さも際立つ。

 

で、腹筋を鍛えたい、シックスパックをつくりたい、とか思うわけだ。

(そりゃあ、アスリートの割れている腹筋は思わず見入ってしまうほど美しい)

 

僕も筋トレをしようと思ったきっかけは、腹回りのお肉が気になりだしたからだ。

でも、矛盾するようだが、腹筋に関するトレーニングは一切やっていない。

 

なぜか。

 

まず、腹筋が割れてくるには、脂肪を落とさないければどうにもならない。

いくら腹筋を鍛えても、脂肪が乗っていれば割れないし、シックスパックなんて夢の話だ。

はっきり言って、脂肪が落ちれば、誰でもその下にある腹筋が浮き出てくるし、そうなれば、うっすらとシックスパックも見えてくる。

 

つまり、筋トレ云々よりも、脂肪を落とさないとならない。ダイエット、減量だ。

なので、有酸素運動による脂肪燃焼や、食事管理が重要になってくるが、この腹回りの、いわゆる皮下脂肪というのは、内臓脂肪にくらべると、落ちにくい。

いや、ほんとに落ちにくい。

 

僕もこれがなかなか落ちない。

とても厄介なやつなんだ。

 

筋トレで基礎代謝を上げて、筋肉量も明らかに増えているが、こいつはなかなか減っていかない(ただ、まったく減らないわけではなく、ごくゆっくりとしたペースながら落ちている)。

だから、やはり減量期を設けて、ローカーボダイエット(低炭水化物ダイエット)をする必要があると思っている。

 

こうして皮下脂肪が落ちにくいのは自明なのだが、

なぜ腹筋をやらないかだ。

 

いま僕は、カラダのなかでも大きな筋肉を中心に鍛えている。

筋肉量を増やして基礎代謝を上げるには、それが手っ取り早いからだ。

そして見た目の変化も大きい。

(だって、カッコイイ肉体、モテボディを目指しているから)

 

上半身でいうと、大胸筋、広背筋、三角筋だ。三角筋は、肩周りの筋肉。

下半身は、大腿四頭筋。太ももの筋肉だ。

 

このデカイ筋肉をせっせとバルクアップしている。

 

で、じつはこれらを鍛える過程において、腹筋もかなり使っているということだ。

腹筋って、体幹の筋肉なわけで、胸を鍛えようが、背筋を鍛えようが、太ももの筋肉を鍛えようが、なにをやるにしても必ず使っている。

というか、使わざるを得ない。

だって、カラダの中心にある筋肉なので、ここを使わないとチカラなんて入らない。

知らず知らずのうちに使っているんだ。

べつに筋トレじゃなくても、ふだんの生活のなかで、いつも少なからず使っている。

 

というわけで、ほかの部位のトレーニングに付随して筋肉に刺激が入っているため、あえて腹筋をメインにしたトレーニングなんてしなくてもいい。

(しかも、腹筋は鍛えにくいし、効果も出にくいという、モチベーション維持の面では致命的だ)

 

もしするとしても、上級者になってきた段階で十分だろう。

 

かつて、あの天才・イチローも言っていた。

 

「腹筋なんてここ何年もしたことないっすよ。腹が出てきたら、ぼく野球やめます」

 

そもそもあまりウエイトトレーニングをやらないらしいが、野球のさまざまな動作で腹筋なんて自然と鍛えられる、というニュアンスの話だ。

うん、僕もいまではたしかにこの言葉には合点がいく。

 

腹筋をするエネルギーを、ベンチプレスをして大胸筋を刺激したり、スクワットで大腿四頭筋大臀筋を刺激したり、ワンハンドローイングで広背筋をいじめるために使ったほうが、よっぽどバルクアップにつながる、ということは頭に入れておいたほうがいいだろう。

 

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